旅行記27 京都 貴船神社・鞍馬寺探訪

採用

12月も過ぎた頃、とうとう面接に農業関係の会社から合格採用の電話があった。
やれやれである。
しかし、そうとなればもう関西とはおさらば。
引越しの準備も終わっていたので、あとは引越し先を決めるだけ。
それまでは、旅行をしまくる。

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貴船神社

貴布禰総本宮 貴船神社
貴船神社は万物の命の源である水の神を祀る、全国二千社を数える水神の総本宮です。

京都駅から北の叡山鉄道まで電車を乗り継いで移動。
叡山鉄道「出町柳駅」から「蛍ゲ駅」で鞍馬線に乗り換えて「貴船口駅」で下車。
ワンマン電車で急こう配な山道を登っていくのがノスタルジック。
「貴船口駅」から貴船神社まで距離があり30分ほど山道をさらに歩いていく。

貴船神社は鴨川の水源を守る水神様であり、縁結びの神としても知られている。
そして、藁人形で知られる丑の刻参り。

「蛍岩」
平安時代に和泉式部が貴船神社に参詣して恋の成就を祈り、
「もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出づる魂かとぞ見る」
と歌を詠んだのがこの近辺と書かれてある。

貴船神社までは奥深い山林地帯を森林浴も兼ねながらずっと歩く。

下流では鴨川の源流となる貴船川に沿った道なりをずっと歩く。
昔の人は、丑の刻参りにこんな道を真夜中歩いていたのかと思うほど。
街灯もない時代にこんなところ来るのは、かなり勇気いる。
かなり呪いのパワーがないと、こんなところこれないであろう。ぶるぶる

民家が見えてきた道で貴船神社に到着。
平日なのか人があまりいなかった。
いつもこんな感じなのかな。

おなじみの撮影スポットの参道。
まさか人がぜんぜんいないとは。

社殿は本宮・結社(中宮)・奥宮の3箇所に分かれて建っている。
昔は奥宮に本殿があったようだが、川の氾濫によってもっとも手前の本宮に本殿がある。
奥宮が藁人形ゾーン。

貴船神社本殿(横)と神馬の像。
本宮は水神の高龗神を祭神とし、古代の祈雨八十五座の一座とされるなど、古くから祈雨の神として信仰された。本殿・拝殿は2007年に改築されたばかり。

この根本からいくつもの枝が天に向かって伸びている木は桂の木。
樹齢400年、幹周り4.6メートル、高さ30メートル。
これは御神気が龍の如く大地から勢いよく立ち昇っている姿に似て、貴船神社の御神徳を象徴して居るといわれて、御神木と崇められている。

貴船神社で人気なのが「水占おみくじ」。
ここのおみくじは、真っ白に見える紙のなかから1枚を選んで、境内の霊泉に浮かべると吉凶がでるもの。「大凶」もでるようだ。

もう12月に入った頃で紅葉も散り始めていた。
地面には落葉がいっぱい。

藁人形はないかと、注視しながら歩いたものの何もない。
参拝よりもそっちのほうが気になる。怖いもの好きなのでたまらない。

奥宮近くにあるこの小川は「おもひ川」。

思ひ川

夫の愛を取り戻そうと思い悩んでいた和泉式部は貴布禰詣でを思い立ちました。当時は奥宮が本社で参拝者はこの谷川で手を洗い口をすすぎ、身を清めてから参拝しました。
この谷は禊(みそぎ)の川、物忌(ものいみ)の川だったのです。和泉式部もここで身を清めて恋の成就を祈ったのでしょう。
禊の川だった「おものいみ川」が、和泉式部の恋の話と重なり、いつの頃からか「思ひ川」と呼ばれるようになりました。

遅桜なほもたづねて奥宮
思ひ川渡ればまたも花の雨
虚子

結社と奥宮の中間、山側にある「つつみヶ岩」。
庭石として非常に評価の高い巨岩。(高さ4.5m、重さ43トン)このあたりは、マグマで急冷された岩の地質でできており、緑や紫っぽい変わった石も多くみられる。

杉木立の中の奥宮

「船型石」
奥宮本殿の西側にありる船の形をしたに舟型岩。
由来書きによると、神武天皇の母神・玉依姫が浪速より水源の地を求めて黄色の船に乗って鴨川をさかのぼってこの地に着いたとき、船を人目に触れないように小石で積み囲んだものだと伝えられている。

鉄輪伝説の地であると解説してある表札。鉄輪伝説とは能の題目のことで、丑の刻参りを行った宇治の橋姫が登場する有名な話。この周囲を見渡しても御神木には釘跡などはみられなかった。。貴船神社は20時で閉門してしまうようなので、やはりやっている人はいないんだろう。
鉄輪伝説

下京に住む男が後妻を迎えたことを妬み、先妻は後妻に対しての呪いを考え、貴船に参詣し、「赤い布を裁ち切り身にまとい、顔には朱を塗り、頭には鉄輪を乗せ、ロウソクを灯せば鬼となる」と橋姫伝説と同じような神のお告げを受けます。一方の下京の男は先妻の鬼と化した悪夢に悩まされ、安倍晴明の元を訪ねます。晴明は人形(かたしろ)をもって祈祷を続け、鉄輪の女と対決し、やがて晴明の呪術が勝り、鬼は消え失せる。

このあたりは水がきれいなので、魚料理がおいしいらしい。
ということで、川魚料理を食べてきた。

食事を済ませたあとは、少し下って鞍馬寺へ。

鞍馬寺

貴船神社を来た道(貴船口駅)に向かい進んでいくと、途中に鞍馬寺への裏口の入り口があったのでここから鞍馬寺を目指すことにした。

鞍馬山といえば、源義経が子供の頃(牛若丸時代)、鞍馬天狗から剣術・兵法を教えられたという伝説で知られる。鞍馬山は標高584mの霊山ではあるが、ここまで電車で登ってきているので鞍馬寺まで行くにはそれほど辛くはないだろう・・。
と思ったら、いきなり急斜面を登る・・・。

何かのお地蔵さんらしきもの。
こういうわけわからないもの結構すき。

この頃は岐阜城やらあちこち山道を登って体を慣らしていたので、こういう道でもそれほど辛いというほどでもなく体力もついてきていた。

緑色岩(ハイアロクラスタイト)とはマグマが水に急冷されてできた細かい砕屑粒子を主体とする岩石らしい。

登っていくと、お堂らしきものがあちこちみられる。

このお堂は「不動堂」といい、中には伝教大師最澄が刻んだ不動明王の像が安置されているという。

道が木の根っこで覆われ歩きにくくなる。
この道を「木の根道」という。
なぜ、こんな道になっているのかというと、マグマによって地面が硬化し根が地下に伸びることができなかったためらしい。義経もここで修行したと伝えられている。
しかし、蛇がうじゃうじゃしているようで気持ち悪い。
蛇神の血筋なのに蛇は苦手なのじゃ。

「僧正ヶ谷」このあたりで義経が修行していたようだ。

義経堂
奥州平泉で非業の死を遂げた義経の魂は、ここ鞍馬山に戻っていると伝えられ遮那王尊として祀られている。

なかなか、ここはよい足腰の運動になるわい。
とぴょんぴょん牛若丸のように跳ねながら歩く。

頂上付近に到着し視界が広がる。
下に見える建物は霊宝殿という鞍馬山博物館。
1階は自然科学博物苑展示室。2階は寺宝展観室と与謝野寛・晶子の記念室。
3階は、仏像奉安室となっている。

なぜか、こんなところに与謝野晶子の書斎「冬柏亭」。
先代管長さんが与謝野晶子と縁があったらしく移築されたものらしい。

頂上付近にはちょっと変わった中国のお寺かと思うような鐘楼が。

ここから下り坂で、「本堂金堂」到達する。
赤と白のお寺らしくないような不思議な建物・・。
「本殿金堂」に祀られている本尊は「尊天」といわれ「千手観世音菩薩」「毘沙門天王」「護法魔王尊」の三身を一体としたもの。尊天は森羅万象あらゆるものの根源、宇宙エネルギーであり、真理そのものであると言う。

これは、狛犬なのか。。。
ここらあたりで、普通のお寺とは違うなと気づいてくる。

「本殿金堂」の前広場の南端に「翔雲台」があります。
ここは平安京の擁護授福のため本尊が降臨した場所とされている。
前方の遠くに見える山が比叡山。


帰り路は本道通って帰る。
貴船神社のような多宝塔の続く参道が続く。

このあたりは『枕草子』で清少納言が「近うて遠きもの鞍馬の九十九折の道」と記した参道。

この辺り一帯は双福苑と呼び、天に聳える「玉杉大黒天」、福徳の神である「玉杉大黒天」「玉杉恵比寿尊」の祠がある。

「由岐神社」
940年の天慶の乱によって鞍馬寺に遷宮し、北方鎮護を仰せつかった鎮守社。鞍馬の火祭は、そのときに里人がかがり火を持って神霊を迎えたことによるものだと伝えられる。

裏道からきたときは「お寺」と思い込んでいたのだけど、鳥居や神社があるので「鞍馬神社かいな」と思うようになる。

「仁王門」
明治44年に再建され、昭和35年(1960年)に移築修理されたもの。
安置されている仁王像は湛慶作。

ここにきて
「神社じゃなく、やっぱ寺だよな~」
と首をかしげた一瞬だった。

あとで調べてみると、鞍馬寺は奈良時代の鑑真の弟子鑑禎(がんてい)上人が770年この地に草庵を造り、毘沙門天を安置したのが始まり。開山されて宗派が変わり真言宗、天台宗から第二次世界大戦後に新興宗教・鞍馬弘教(くらまこうきょう)にその宗派を変えているようだ。
今では珍しいものの、神仏習合の昔の形に変わっているものですね。桜井市にある安倍文殊院と似たような感じで、道教的なごちゃごちゃ良いものは取り入れようというものではないでしょうか。

鞍馬山温泉

麓に着いた時は4時頃。
近くに「くらま温泉」があったので、そこで温泉にのんびり浸かってきた。

帰りは夕暮れ時。京都の街中にあるような民家が並ぶ。
こういう街並みも風情があっていいねー。

鞍馬駅はけっこうレトロ。
いつも帰るときは真っ暗になっていた。

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