旅行記14 奈良 唐招提寺・薬師寺探訪

工場見学へ

アルミ工場の面接は採用。
でも、あまり行く気にはなれなかったのでリクルートのエージェントにはその由を伝えた。

しかし、
「工場(配属される)見学をしてから決めてみては?」
と言われたので、そうすることにした。

場所は兵庫県姫路の山奥。
予想していた以上に交通の便が悪く、途中からタクシーでないといけなかった。
近くにコンビニもスーパーもない、ただ山と田んぼだけ。
工場に入ると、面接担当していた役員がいた。
面接のときは敬語だったのが、関西弁に切り替わっていた。
(もうここに来るもんだと思って油断していたのか?)
工場内は煙や粉塵が舞い3K工場。中には外国人労働者もいた。
寮があると書いていたのでどこかと尋ねると工場内に。
それも灰で黒く汚れた昭和を思わせるような建物でボーロボーロ。
ここに外国人労働者が住み込んでいたようだ。

「寮もあるんだから、ここに住めばいい。」
「残業は19時までしてもらうからな。」
もろ体育会系のブラックだー。
工場見学するまでもなかったな・・・と話していてすぐ帰りたくなった。

会社の自己アピールに
アットホームな働きやすい環境です
と書いていたので体育会系ブラックなんだろうと思っていたらやはりそうだった。
一生社畜として生きていけ!みたいな社風は嫌だ嫌だ。
キラキラ感漂うアピール企業
ほのぼの系
そういうアピールするところはブラック率高い。

うつで独身でこの年になってそんな奉仕精神などもうないわ。
自分の生きがいを求められる人生を歩むんだ。。
帰ってでエージェントにお断りを申し出た。

「アットホームな職場」の求人は地雷の可能性大!ブラック求人の特徴
「アットホームな職場」に憧れる方も少なくはないはずですが、求人広告にこの言葉を見つけたのなら注意が必要です。もしかすると「アットホームな職場」は、ブラック求人のキーワードかも知れないのです。その理由を解説したこの記事を読んでおけば、ブラック...


翌日、気晴らしに奈良の唐招提寺へ。
そんなとき、携帯に電話が鳴りハロワからスカウトがあった。

唐招提寺

九条駅から近鉄奈良線に乗って「大和西大寺」で近鉄橿原線に乗り換え。
「西ノ京駅」を降りると唐招提寺と薬師寺がすぐ近くにある。
最初に唐招提寺からいってみた。

奈良時代、聖武天皇あたりの頃、唐で発達した仏教が遣唐使や留学僧によって日本に持ち込まれ、平城京を中心に6つの宗派(学派)が存在した。これを「南都六宗」(法相宗、三論宗、倶舎宗、成実宗、華厳宗、律宗)または「奈良仏教」という。東大寺は華厳宗の総本山。

仏教では、新たに僧尼となる者は戒律を遵守することを誓う。
日本に仏教が伝来したとき、自分で自分に授戒する「自誓授戒」が盛んであったが、奈良時代になると10人以上の僧尼の前で儀式を行う制度化の要望が高まる。
聖武天皇はこの制度を普及させようと授戒させるにふさわしい僧侶を求めていた。
遣唐使の栄叡と普照は、授戒できる僧10人を招請するため唐に渡り、律宗で高名だった鑑真を訪れた。
当時の渡海は死を伴うため弟子の中から希望するものがいなかったため、鑑真自らが渡来することとなる。
多くの苦難の末、6度目の渡海で来日を果たした鑑真は、東大寺で5年を過ごし759年に戒律を学ぶ人達のために道場を開く。この道場が「唐招提寺」で当初は私寺として講堂、経蔵、宝蔵などがある規模だった。後に金堂、鼓楼が追加され、この5棟が国宝建造物に指定されている。


鑑真の死去後、弟子の忍基が鑑真の彫像を造った鑑真像が日本最古の肖像彫刻として唐招提寺に安置されている。

鑑真像

唐招提寺入り口

伽藍配置

金堂(国宝)

教科書でもおなじみの金堂。天平建築で現存する唯一の奈良時代建立の金堂。
金堂内中央には本尊の盧舎那仏坐像、右に薬師如来立像、左に千手観音立像が並んでいる。
盧舎那仏坐像の高さは5.15mにもおよぶ。

鐘楼(重要文化財)

鼓楼と対をなす西側の建造物。
創建時の建造物はないが、梵鐘は数少ない平安時代初期の作。

鼓楼(鎌倉時代)・礼堂(国宝)

金堂・講堂・礼堂に挟まれて建つのが鼓楼(ころう)。
鎌倉時代の1240(仁治元)年築の入母屋造り、本瓦葺きの2階建ての楼閣で西側の鐘楼と対をなして建つ。本来は舎利殿であったが、江戸時代から鼓楼と呼ばれるようになったいう。毎年5月19日鎌倉時代に戒律を復興した覚盛上人の中興忌梵網会(うちわまき会式)が行われる。
礼堂(右側)は南北に長い建築物で、元々は僧坊であったが、前半分を礼堂に改修されている。

戒壇

金堂の西側にある戒壇は、僧となるための授戒が行われる場所。
創建時に築かれたものの火災などにあって建物は消失し、現在はインド・サンチーの古塔を模した宝塔が築かれている。(1978年)

境内の奥の方をすすむと、そこは森林浴ができそうな空間が広がっていた。

鑑真和上御廟

境内の北東の奥の静かな場所に鑑真和上の御廟がある。
御廟前には鑑真の故郷・揚州から贈られた瓊花が植えられている。

東室北側の旧開山堂(現在は聖武天皇坐像を奉安)

薬師寺

薬師寺は都が藤原京にある時、天武天皇が皇后(のちの持統天皇)の病気平癒を祈願して680年に建立されたもの。後に平城京遷都に伴い現在後に移転した。
その後大火や兵火で焼失し、奈良時代から残る建物は東塔のみとなった。
昭和になってから金堂、西塔、大講堂など次々と再建され現在に至っている。

伽藍開智
A:中門、B:回廊、C:金堂、D:塔、E:講堂、F:鐘楼、G:経蔵

西塔

 1981年(昭和56年)再建。東塔と対称的な位置に建つ三重塔。

東塔

こちらが国宝の東塔。現在寺に残る建築のうち、奈良時代にさかのぼる唯一のもの。総高34.1メートル。このとき来た時は平成の解体修理が始まりだした頃。2020年完了。一見六重の塔に見えるも構造的には三重の塔である。この塔は「凍れる音楽」という表現で評される。

金堂

1976年再建。奈良時代仏教彫刻の最高傑作の1つとされる薬師三尊像(国宝)が祀られている。

中門の両脇には派手気味な二天王像がお出迎え。
本来あったものは安土時代に消失。1991年、発掘調査などの結果に基づき復元が行われたもの。

玄奘三蔵院

主要伽藍の北側にいくと中国風の建物がある。
1991年に建てられたもので、玄奘三蔵坐像(西遊記の三蔵法師)と玄奘の頭部の遺骨が安置されている。なんでこんなところにあるのかというと、太平洋戦争中、土木作業中にかつて破壊された玄奘の墓を発見しその後日本にその一部を分けてもらったのだとか。

外を出て、撮影スポットの「大池」に向かう。

大池からの眺め。

戻るときは日が暮れかけていた。電柱がなければね。

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