はじめに
日本人は世界にも珍しいD系統の遺伝子をもつ。。
チャン族と日本人との遺伝子の関連性について書かれているものがあったのでメモ。
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日本人の遺伝子の特徴
人の細胞の中には遺伝子を運ぶXとYの型の染色体がある。
男性にはXY染色体、女性にはXX染色体。
従って、Y染色体は父親から息子のみに受け渡され、母がどのような民族であっても影響をうけることはない。
つまり、男性の遺伝子を調べることで父方の祖先の出身地、民族を推定することができる。
このY染色体は、遺伝子配列の違いでA~T系統までわかれている。
日本人の場合は、約40%がY染色体D系統、約50%がO系統となっている。
O系統は、中国人や韓国人に多くみられるもので、ほとんどD系統をもっていない。近隣国なのになぜか、D系統があるのは日本人だけという。
D系統は、世界でも非常に珍しく、日本人とチベット系民族に高い確率で含まれている。イスラエル系チベット民族がユダヤ人と最もちかいという。
ユダヤ人といっても、様々なグループがあるものの、Y染色体にあはE系統があるという。
DとE系統は近縁で同じ祖先をもつことが証明されている。
なぜなら、それぞれの遺伝子にはYAP(ヤップ)という遺伝子配列をもっており、中東あたりで分岐したと考えられている。
Ð、E系統を持つ民族
チベット系民族にも失われた十支族の末裔が住んでいるという。
具体的には、チベット北側の中国南西部の「チャン・ミン族(羌族)」
、南側には「シンルン族」「カレン族」などがいる。
彼らが十支族の末裔であることは、調査団体アミシャープによって明らかにされている。
チャン族、シンルン族、カレン族は元は同族で皆イスラエル系チベット人。シンルン族は「ブネイ・メナシェ」(十支族のひとつマナセ族)という。中でもチャン族は日本人と同じD系統が23%もあるという。
D系統とE系統は同祖で、もともとD系統、E系統は同じDE系統で、時間の推移とともに何等かのエラーでD系統とE系統に分離したという。
中近東へいくとE系統のユダヤ・イスラエル人がみられるようになる。
かつて、北イスラエルだった地に住む祭祀系のレビ族のサマリア人は、E系統だそうだ。
やはり、チャン族のトーテムや風習、身体的特徴からみても日本の渡来人と関係があることは濃厚~。韓国人や中国人の遺伝子は勘弁。
遺伝子関連資料
,特にユーラシアの大平洋沿岸部という地域に着目すると,ここで主要な役割
を演じた Y 染色体遺伝子は,主に D, C, O という 3 つのハプログループに絞られます.
この中で,D 系統は“YAP”と呼ばれる DE-M145 の一方の分枝で,アフリカの E に対
して“アジアの YAP”とも呼ばれています.この D 系統と C 系統は,その発現年代がお
よそ5万年前とされ,出アフリカ系では年代的に最も古い遺伝子と見られています.
D 系統はその出現地域がインド洋のアンダマン諸島,チベットとその周辺地域,そして日本列島というように全くかけ離れた場所に散らばって,言語地理学の用語を借りれば,典型的な“周辺残存分布”の様相を呈しています
さらに続く
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