旅行記04  飛騨高山旅行

工場閉鎖前

奈良の明日香、桜井への旅行は1泊2日。
希望退職を決めるか否かの決定まではあと1か月半程度でした。
短い時間でしたが、またもう一度行ってみたい気持ちが強くなり、この旅行が希望退職をするきっかけになった一つの要因にもなったように感じます。
10年以上旅行もまともにできない状態だったのに、今頃になって旅行意欲が戻ってくるなんて・・。

工場閉鎖までは、これまでの業務の締め時でやっても仕方ないような仕事をやっていました。
これまで構築してきたプロセスや、導入してきた装置類を廃棄いていくのをみると空しい気分。
景気の良かった頃は雑談がうるさかった職場も、シーンと静まりずっとお通夜のような状態。
上司たちも、やめてもらいたい社員に解雇を促すような教育をされていたようでストレスフルな期間でした。
だいたい、転勤か関連会社への出向ではあったのですが、やめてもらいたい社員には事前に「君いる場所ないから」と言われ、慌てふためく人もちらほら。
いつも粋がっていた俺様番長タイプの現場の作業長も、自分が解雇されるのではないかとおろおろ。
真っ先に解雇宣言を食らっていたのが何も仕事をしていなかった新型うつ病の上司でした。
「君、いらないから」
新型うつはまじで勘弁。もう関わりたくない。
しねしねしね

職場の上司と部下クンで残り少ない期間だからと、仕事帰りは食事をして雑談をし色々将来のことなど語りあってました。職場の雰囲気はよかったので、この状態が続いてくれればと思っていたのですが、いつかはこうなるであろうと予想していた現実が起こった時はさすがにつらい。
そんなとき、部下君がお別れ旅行にいきましょうと言ってきたので、2人野郎で岐阜方面にいくことになった。

1日目:飛騨高山旅行

朝8時に新大阪駅のバスターミナルを出発し、高速バスで昼頃飛騨高山に到着。
到着間際に、急にお腹が痛くなりコンビニのトイレに直行。
けっこうもりもりで部下君をけっこう待たせてしまった。💩

到着したときは雨が降った後のよう。
雪がよく降る場所は空が暗い。
古風な雪国らしい風情のある街並みで、外国人観光客も多かった。
通りにはお土産屋がたちならび、甘酒とおしるこでまずは身体を温める。

高山といえば、江戸時代は天領で陣屋跡があった場所。
幕末には全国に60数ヶ所あったといわれている代官所も現在はここ高山だけしか現存していない。
(日本遺産)

中も入ることができ、大広間、罪人を裁く御白洲もあった。
拷問に使用する拷問道具もあって案内の人がいろいろと説明してくれていた。
想像しただけで痛々しい。
三角木馬はなかったけど。

ここは大広間。重要な年中行事などで使用された書院造りの部屋で、陣屋内では一番広い場所。
お代官さまに挨拶するときは、この距離から上座に向かって挨拶していたそうな。

陣屋外をでると雪。
あっというまに雪が積もっていた。
さすがは雪国。2人とも温暖な土地育ちなので雪が積もったのを見てきゃっきゃはしゃいだ。
観光場所が近くにないかとてくてく歩いていると大きな鳥居がみえてきた。

橋を渡って辿り着いた神社が櫻山八幡宮という神社。
しかし、まだ5時にもなっていないのにもう閉まっていた・・。
このあたりは店じまいする時間がはやいようだ。
写真を撮っていると、部下君が
「うわ!やばいものがとれた」
というので、何がとれたかというとただの雪。
オーブと思ったようである。(写真の白い斑点)
ちょっとスピリチュアル系があったので、こういうのをみるとオーブと信じてしまうようだ。

お店もほとんど閉まっていたのでホテルに帰って夕食へ。
夕食は、飛騨といえば飛騨牛ということで飛騨牛食べ放題の店へ。
しかし、あまりにも量が多すぎて苦しすぎた。

2日目 白川郷観光

翌日。
朝市があるというので、朝早くから出かける。
今日も雪がしんしんと降っていた。
朝市は野菜がほとんどで、変わったおもちが売っていたので何種類か買って帰った。
その後はレトロ風な喫茶店でしばらくぼけー。

今日は白川郷へ行く予定だったので、ホテルに戻りバス停へと向かった。

バスに揺られる事2時間ほど。
バスの中は暖房ががんがんきいていた。
昔から来たかった白川郷へ到着。
就いた時は雪がごうごうと降り続いていた。

が、着いたとたんにぴたっと止んでお日様の光がかすかにあらわれる。

この長い橋を渡ったところに集落がある。

集落にくるとタイムスリップしたかのような民家が立ち並ぶ。
こういう茅葺屋根の家をみるのが子供の頃から好き。日本文化が一番おちつく。

日本昔ばなしででてくるような屋根のお寺。
中には大仏がある広間があってしばらく休憩。
周囲では犬がきゃんきゃん泣いていた。

また、雪が降ってきた。
大きな家のいくつかは中を見学できる。
屋根の部分は3階建てになっていて蚕を育てることのできる広い空間になっていた。農業が営める期間が短いこの地方は、冬は家の中で養蚕(ようさん)を営み生糸をつくって機織りをしていたそうだ。

よくパンフレットで見かける風景。
この後は、昼食で朴葉みそ定食を食べる。
みそはあまり好きというほどでもない私でも、やみつきになってしまった。

2日目 下呂温泉観光

白川郷を昼すぎにでて、どぶろくに酔いながら南下し下呂温泉に。
泊まる場所に荷物を預けて、温泉手形購入(1300円)。
手形を1枚持っていれば手形加盟旅館の中から3箇所を選んで入浴することができる。
しかし、橋の下の河原に露天風呂が。
ここは無料。

うえからすっぽんぽんの丸見え状態。
そんなこと気にせずに2人で入った。
思ったよりぬるめであったので、湯上り時は急いで服を着ないと寒い。

湯上り後は、また高級そうなホテルの温泉に入る。
石鹸やシャンプーもちょっと高級なもの。
クリスマスも近かったので、夜は花火の打ち上げやイルミネーション、イベントをやっていた。
花火を見ながらずぶずぶ屋上の湯につかりリッチな気分のひと時を過ごす。

夕食は居酒屋風のお店で朴葉みその「鶏ちゃん焼き」を食べたが、これがめちゃ上手い。
またどぶろく飲みながらほろ酔いでいい気分に。
味おんちなのに一年後また食べたくておとずれる。
泊まった場所は貧乏くさい少し古びた幽霊のでそうな宿。
夜中に寝ている時に部下君がきゃいんきゃいんと寝言をいっていた。
白川郷にいた犬の霊でもついてきたのか。

一夜明けると外は銀世界。
私らがつくとなぜか雪がふりだす。
朝は手形をつかって朝風呂の入れるホテルの温泉で入浴。
その後、温泉たまごアイスをたべた。

雪が降る中急な階段を上っていく。

そこはお寺だった。

雪景色の下呂一帯が眺められる。

そこから、近くにある温泉にゴー。
ここは昭和天皇も訪問したこともあるという歴史ある高級温泉。
中に入ると赤カーペットでお香のいい匂いでお出迎え。
こんなところが、たった400円程度で入れるとは。

露天風呂もあって、外の景色を眺めながらのんびり入浴。

帰りは朴葉みそとどぶろく買って、どぶろく飲みながら電車の中でグーグー心地よい気分に。
しかし、退職希望の決断は差し迫っていた。

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真理の島 四国(愛媛、香川、徳島、高知)

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