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人類の進化概要
人類が共通の祖先をもつとされる仮説は、1871年に進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの著書「人間の由来」の中で発表されました。その後、ミトコンドリアDNA研究の進展により1980年以降に立証されることになります。
現在の人類の祖先は、今から約700万年前。
東アフリカで、チンパンジーと人が分岐したアウストラロピテクス(猿人)がはじまりとされています。
後にネアンデルタール人といったホモ・エレクトスなどの初期型人類が生まれ、現代人類のホモ・サピエンスが誕生。それぞれアフリカで進化を遂げた後、12万年前からホモ・エレクトスがアフリカを離れて世界各地へ広がり、7万年前からホモサピエンスの本格的な移動が始まります。
ホモサピエンスは、イランから、黄色人種、白人、オーストラリア系に分岐し、アフリカを出なかった人類は黒人へ。先住民のホモ・エレクトロスは約2万年前に絶滅。それまでの間、ホモ・サピエンスと交雑しており、その遺伝子は現代人に組み込まれていくことになります。
人類誕生の歩み年表
紀元前138億年前:宇宙誕生
紀元前124億年:渦巻銀河BRI 1335-0417
紀元前46億年前:太陽系誕生
紀元前37億年前:生命活動の痕跡(グリーンランド)
紀元前5億4200年前:カンブリア爆発
多細胞生物が爆発的に増加
紀元前4億年前:海の中の生命が陸地に移動する。両生類・爬虫類・哺乳類・鳥類
紀元前2億8000年前頃:哺乳類の先祖が出現
紀元前2億6000年前:地球は1つの大陸(パンゲア大陸)
紀元前2億3000年前:恐竜時代始まる
紀元前7000万年前:地球に、霊長類の先祖が誕生 霊長類時代
紀元前6600万年前:恐竜絶滅
紀元前700万年前:ヒトとチンパンジーが分岐する。
アフリカ アウストラロピテクス(猿人)
紀元前300万年頃:マカパンスガット洞窟 最古の芸術
紀元前280万年頃:エチオピアで人族の化石発見
紀元前260万年頃 :前期旧石器時代(260万年~30万年前)
紀元前180万年前:ホモ・エレクトス(原人)誕生
紀元前130万年前:ジャワ原人
紀元前100万年前:ヒト属であるデニソワ人(旧人)の系統が分岐する。ロシア、中国、モンゴルの国境
紀元前50万年前~4万年前:ネアンデルタール人(旧人)、北京原人
中期旧石器時代(30万年前~5万年前)
紀元前30万年前:モロッコのジェベル・イルード遺跡では、紀元前30万年頃のヒト族の初期人類(ホモ・サピエンス)の化石と、焚き火の跡と石器が発見されている。
紀元前12万年前:;人類、アフリカをでる
紀元前10万年前:中国に到達
紀元前7万5000年前:南アフリカのブロンボス洞窟 最古の絵画 ホモ・サピエンス
紀元前7万年前 :アフリカで「文化的創造性」の始まり。本格的なホモ・サピエンス移動。
紀元前6万5000年前 :スペイン ラバシエガ洞窟 ネアンデルタール人最古の壁画
後期旧石器時代(5万年前~1万年前)
日本における旧石器時代は、後期については、北海道から九州にかけて5000カ所
を超える遺跡が確認
紀元前4万年前 :クロマニョン人出現(新人)4万年~1万年
紀元前3万8000年前:日本に人類到達
紀元前3万5000年前:ドイツ ホーレ・フェルス洞窟から最古のビーナス像
紀元前2万年前 :クロマニョン人によるフランス ラスコー洞窟の壁画:黄金比
紀元前2万~1万年前 :地球温暖化、最終氷期終了 東地中海レバント、中国で農耕開始
新石器時代:
日本:紀元前1万1000年頃(縄文時代:~紀元前1000年)
東アジア:紀元前8500年頃、レバント(エリコ、パレスチナ)
中国 :紀元前1万4000年頃
ヨーロッパ、西アジア、北アフリカ:紀元前:8500年頃
アメリカ:紀元前4000年頃
人類の進化
人類の進化:国立科学博物館
人類進化の大きな流れは、
猿人(アウストラロピテクス)
ホモ・ハピリス
原人(ホモ・エレクトス)
旧人(ホモ・ネアンデルターレンシスなど)
新人(ホモ・サピエンス)
ホモとは人類のことで、ホモ・エレクトスは「直立(2本足歩行)するヒト」、ホモ・ハピリスは「器用なヒト」、ホモ・サピエンスは「賢い、考えるヒト」という意味。
様々な種類の人種がいたが、最終的に現代人のホモ・サピエンスが多人種などと交雑しながら残ったと考えられています。
紀元前700万年前 ・・・人類の祖先アウストラロピテクス誕生
人類の起源はヒトとチンパンジーが分岐した約700万年前のこと。
チンパンジーの遺伝子のうち96%の部分は人と類似していることが確認されています。
現在、ヒト科にはヒト属(現代人)、チンパンジー属、ゴリラ属、オランウータン属があります。
初期型の人類の代表が「アウストラロピテクス」
日本語では、「南部の猿」の意味。かつては猿人と呼ばれていたように、人間とサルの混合した頭骸骨をしています。身長は120センチ~140センチメートル台くらい..チンパンジーとほとんど同じで、二足歩行で直立して歩く能力を持つと考えられています。
生息域は、アフリカの南東部領域一帯。植物を中心に肉食類も食用としていました。
南アフリカはアウストラロピテクスなど重要な化石人骨などが出土しており、アフリカが人類誕生の地と特定されています。
(参考 Wikipedia)
マカパンスガット遺跡・・人類最古の工芸品とされる
南アフリカのマカパンスガットでは、猿人化石や獣骨が採掘されていますが、人類最古の工芸品ともいわれる約 300 万年前のアウストラロピテクスによってつくられたものと考えられる「マカパンスガットの小石」が発見されています。
画像:アートの前: 前期旧石器時代より
紀元前260万年前~紀元前30万年前 前期旧石器時代のはじまり
前期旧石器時代は、現在では東アフリカで約330万年前に世界で最も古い石器の出現(ケニアトゥルカナ湖周辺のロメクイ))と共に始まったと考えられています。その後、オルドワン石器やアシュール石器が使われた30万年までの時代を指します。
ケニアトゥルカナ湖周辺
アシュールハンドアックス
約170万~160万年前にアフリカ大陸で出現。
その後、アジアやヨーロッパなど広範囲に広まった
オルドワン石器
堅いハンマーで打撃を加えて製作された剥片を特徴とする石器文化。約176万年前に最初に開発された。
紀元前180万年前頃:ホモ・エレクトス(原人)誕生
ホモ・エレクトスとは、更新世に生きていたヒト科の一種。身長は成人男性で140cm~160cmで現代人よりかなり小柄。体毛は濃く、背中までびっしり体毛が生えていたと考えられています。火山岩の周囲を打ち砕いて作った長さ20センチほどのアシュール型握斧や、つるはし状の道具を石器として使用。ホモ・エレクトスになってはじめて人類はアフリカを出て(第1回目の出アフリカ)、アジアでジャワ原人や北京原人となっていきます。。
約20万年前には中東地域でネアンデルタール人との生存競争に敗れて絶滅し、約7万年前にはホモ・サピエンスとの生存競争に敗れて絶滅していったと考えられています。
アシュール型握斧
参考:コトバンク
紀元前100万年前頃:デニソワ人(旧人)誕生
紀元前100万年前にロシア、中国、モンゴルの国境に近い地域のロシア・アルタイ地方のデニソワ洞窟に、約4万1千年前にデニソワ人が住んでいたとされています。
紀元前30万年前頃:ネアンデルタール人(旧人)
ネアンデルタール人は、ドイツのネアンデル谷(タール)で最初に発見され、ヨーロッパから中近東にかけて生活していました。紀元前30万年頃に登場し、ホモ・サピエンスがすでにいた3万年前ころまでは生存していたと考えられています。
脳の容量はホモ・サピエンスより大きいものの、精神生活を司る前頭葉、発声機能は発達しておらず、複雑な言語体系はなかっただろうといわれています。一方、高度な道具を製作したり、火の使用もできた。死者を埋葬したりもしたようです。現生人類との見かけ上の差も小さく、みわけもつきにくかったものと推察されています。
紀元前30万年前~紀元前5万年前 中期旧石器時代
現人類種のホモサピエンスが登場し、人類が火を使い始めるようになったのがこの時期から。25万年前には食糧を調理し始めたと考えられています。狩猟採集が食糧供給のほとんどであったものの、海産食品で食事を賄うことや、肉を燻製や乾燥で保存・貯蔵も始めていました。手先の器用さが向上し石器もより精巧な剥片石器の量産、芸術作品も可能となっていました。
様々な人種がアフリカで進化を遂げ、やがてアフリカをでて世界へと飛び立っていきます。
紀元前30万年前 ホモサピエンス誕生
現生人類はホモ・サピエンス種。
ホモ・サピエンスは、エチオピアのオモ遺跡から発見さえた約19万5,000年前のものと考えられてきましたが、2004年にモロッコのジェベル・イルード遺跡から、紀元前30万年頃のホモサピエンスの化石や石器、焚火の跡が発見され、現在では人類が火を使いだしたのはこの頃からと考えられています。紀元前7万年頃にはアフリカを出て全世界に広がっていき、先住民のネアンデルタール人、デニソワ人などと交雑など繰り返していきながら置きかわっていきました。
さらには。イランを中心に白人、黄色人種、黒人と別れ現人類が構成されています。
発掘された石器
ジェベル・イルード遺跡
参考
・Breaking News! 300,000-Year-Old Remains Place Oldest Homo Sapiens in Morocco
・朝日新聞デジタルホモ・サピエンス出現、通説より昔?30万年前の骨発見:朝日新聞デジタル
・30万年前の人類化石は初期ホモ・サピエンスか
紀元前17万5000年前
この頃の人工的に作られたネアンデルタール人の洞窟の中から、40cmほどの円筒形のスタラグマイトが発見された。
この洞窟はフランスのブリニケルにあり、入り口から336mあった。
紀元前10万年前 イスラエル、アルジェリア遺跡 最古の装飾品
イスラエルとアルジェリアの遺跡から出土した中心部分に穴の開いた3つの貝殻が、装飾品としては人類最古となる約10万年前のビーズが発見されています。このことから、この時期にはすでに芸術活動を始めていたことが明らかになりました。
・日本発の最高品質のビーズが使われたFUMIKODA Delica-Beads(デリカビーズ)シリーズ
紀元前7万5000年前 南アフリカブロンボス洞窟 ホモサピエンス最古の絵画
アフリカ南端ケープタウンから東へ約300kmにあるブロンボス洞窟で、世界最古とされる絵画が発見されています。この洞窟には初期のホモ・サピエンスの遺物がたくさん発掘されており、、石の表面にハッシュタグ(#)のような赤い模様で発見した国際考古学チームは最古の絵画だと主張しています。また、貝殻でつくったアクセサリ―も発見されています。
参考:
・世界最古の絵画? 7万3000年前の石に描かれた模様
紀元前7万年前 人類の絶滅寸前 脳の突然変異 出アフリカ
洞窟壁画、住居の建設、副葬品を伴う埋葬、骨製の針などにみられる道具の専門化など、現生人類の想像力を彷彿とさせる「文化的創造性」は、7万年前よりも以前には発見されていなかったとされています。
紀元前13万5000年前と9万年前に東アフリカでひどい干ばつが発生しており、7万年前には極端な気候変動によって人類は激減し、一時は2000人ほどになっていたとも。
また、この時期から人類がアフリカから世界に大移動しはじめたのも、こういった危機意識があったのかもしれません。
参考
・人類の文化的躍進のきっかけは、7万年前に起きた「脳の突然変異」だった
・人類は7万年前に絶滅寸前、全世界でわずか2000人
紀元前6万5000年以上前 スペイン ラバシエガ洞窟 ネアンデルタール人最古の洞窟
スペイン北部のラバシエガ洞窟で、ネアンデルタール人によって描かれた最古の壁画が発見されています。線を組み合わせたはしごのような抽象的な図形もあり、ネアンデルタール人にも高い芸術的能力があったことが伺えます。
紀元前5万年前~紀元前1万年前 後期旧石器時代
紀元前7万年前にアフリカを出た人類も、紀元前5万年~4万年の間に、人類はオーストラリアに上陸。
起源前3万8000年前までには日本に到達します。
2万7000年までにはシベリア、後期旧石器時代の終わりには北米、南米まで到達します。
この間の、ヨーロッパの気候変動は著しく変化し、2万6500年前から1万9000年には北ヨーロッパは氷床に覆われていました。1万3500年前から1万3800年前から次第に温暖化が緩やかにおこり、9000年前頃の終期までに気候は温暖化します。氷河が後退すると、海面上昇が紀元前5500年前まで続くことになります。
ヨーロッパには、フランス・ピレネー地方を中心とするオーリャニック文化が花開き、洗練された石器、骨や象牙や鹿角、洞窟壁画、ヴィーナス小像の彫刻などが発見されています。
オーリャニック文化分布図
紀元前4万年前 クロマニョン人誕生(新人)
クロマニョン人は、後期旧石器時代にヨーロッパ、北アフリカに分布したホモ・サピエンス。身長180㎝と大柄で現在のヨーロッパ人の祖先の一部であることが分かっています。精密な石器・骨器などの道具を製作し、優れた洞窟壁画や彫刻を残した。また、死者を丁重に埋葬し、呪術を行なった証拠もあるなど、進んだ文化を持っていました。フランスで発見された男性の骨を調べたところ、顔が遺伝性疾患による良性腫瘍と思われるこぶで覆われ、額の中央に特に大きなこぶができていたという分析結果がでています。
参考
・ありのままに再現、クロマニョン人の顔はこぶだらけだった 仏研究チーム
紀元前4万年前–3万5000年前 オーリニャック文化始まり 最古のビーナス像
ドイツ南西部シェルクリンゲンにあるホーレ・フェルス洞窟から身長6㎝のマンモスの牙で作られた「最古のビーナス像」が発見されています。年代的にはおよそ3万5千年から4万年ほど前で、クロマニョン人によってつくられたもの。
腹部に衣服を表現しているものとみられる何本もはいった平行な線が刻まれ、胸、陰部の女性性が「異様なまでに誇張されて」いることから多産を象徴するものであったとも考えられています。
紀元前3万8000年前 ホモ・サピエンス 日本に人類居住
日本列島にはじめてホモ・サピエンスが現れたのは、今から38000年ほど前。かつては、その頃の日本列島とアジア大陸は陸続きで、祖先たちはそこを歩いて渡ってきたと考えられていました。しかし近年の研究では海を渡ってきたことがわかってきました。
紀元前2万年前 フランス ラスコー洞窟の壁画
フランスの西南部ラスコー洞窟の側面と天井面(つまり洞窟の上半部一帯)には、数百の馬・山羊・羊・野牛・鹿・かもしか・人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形が500点描かれています。これらは20,000年前のクロマニョン人によって描かれたフレスコ画であり、遠近法も使われています。
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真理の島 四国(愛媛、香川、徳島、高知)
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至上初!潜在意識のコアからセルフヒーリング。
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