旅で癒えていくこころ
自然の多いところにいくと気分が癒される。
うつ病にかかったときは旅行しても疲れるばかりで楽しい気分も湧かなかったのに、この頃はだいぶ外を出歩くことも苦にはならなくなっていた。
うつ病も時間が経てば、ある程度のところまでは回復してくる。10年以上かかったけど。
向精神薬飲んでると廃人、重症化していくから気をつけられヨ。
新型うつは薬飲め。逝ってよし。
近江八幡の散歩(5月)
5月。JR近江八幡駅をまっすぐ北へ進むと、やがて豊臣秀次が築いた城下町に到達する。戦国時代は商業都市として栄えた近江商人発祥の地。
豊臣秀次といえば、秀吉の甥で2代目関白だった武将。
昔は「殺生関白」として悪名高かったものの、近年の調査ではそんな人物でもなく、秀頼が生まれたために秀次が邪魔になり汚名を着せられて自害させられた悲運の武将である。秀吉は秀次だけでなく、その一族を根絶。秀吉は織田家乗っ取りやら酷い人物。
殺生関白をいうなら秀吉のほう。まさに蓮舫級ブーメランのウロボロスの蛇。
日本歴史上一番うんこだった人物だと思う。
出世したり有名になる人物はうんこみたいなのじゃないとダメなんだなと勤めていてわかった。💩
それに比べると、毒親育ちの第六天魔王信長はピュアな心の持ち主だったなんだろうな。
で、秀次のつくった城下町もたいしたもので、「近江商人の町」だけでなく「近江八幡の水郷」として重要文化的景観の第1号に選定されている。
廃城となった安土に変わり、近江国支配の中心地として八幡山城を築かせたことが始まり。
秀次が琵琶湖を行き来する全ての船を城の内堀(八幡堀)に引き入れることで経済活性化を図り、後の近江商人につながっていったようだ。
京都などの観光名所よりも、こういうちょっと交通の不便な地の方が観光客も少なく風情があっておちつく。昔の日本にタイムスリップした気分が味わえる。
町の水郷には家前に船がおいてある。
城下町の水郷から、琵琶湖へ向かう遊覧観光の船もでている。
秀次は宮中の舟遊びに似せて近従と共に船めぐりをしたと伝えられ、これが水郷めぐりに繋がっていったようだ。
所要時間約80分のコースで一人
大人2,200円 小人1,100円 (税込み)
田植えも終わった頃の田園風景。
田んぼも田植え時期のこの風景が癒されて好き。
一面田園風景で、田植えするのも大変そう。
ここも遊覧船が通過していく観光用パンフレットによくでている撮影スポット。
桜が咲いていると綺麗なんだけど。
船は西湖へ向かって進んでいく。
山へ向かって一本道。
宮崎駿のアニメにでてくるような風景だ。
人も車もほとんど通らないので、道の真ん中を「カントリーロード」歌いながら山へ向かう。
小学生の頃、こんな感じの田舎に住んでいたので、良き子供の頃の感覚を思い出しながら歩く。
うつ病にかかってしまうとブレインフォグで自意識がはっきりしないので、こういう癒される風景をみると感覚を取り戻していくのにいいと感じた。
水郷付近の見どころの一つは、一面に生い茂る葦(ヨシ/アシ)原の光景。
葦は世界の神話にもよくでてくる植物。
イザナミとイザナギの間に生まれたヒルコ の処遇の時に乗せた葦船、葦原中国(あしはらのなかつくに)、女神イナンナのシンボル、赤ん坊のモーセをのせた葦船など。
世界で重宝されていた植物のようだ。
「葦原」とは葦の葉がざわざわと無気味にさわぐ未開の地のことで,荒ぶる国つ神が蟠踞する混沌とした無秩序の世界を意味する。
イナンナは土壌の女神、葦の神「葦那陀迦神」は 国津神。
葦は土壌,地、繁栄を意味する世界共通のシンボルなのだろう。
蛭子-葦(繁栄)ー海に流す→恵比寿は漁業、繁栄の神
になったのかもよ?
こういう風景は、他の場所ではみれないよなー。
山を少し登って昭和風な街並みを見下ろす。
真正面の山が観音寺山、手前の小さい山が安土城のあった安土山。
近江八幡の散歩道(9月)
秋の稲刈りの終わった近江八幡。
ちょっと寂し気な風景が広がる。
近江八幡ー安土山の散歩道ルートは、お気に入りのマイスポット。
そういえば、信長の氏神もスサノオ、平家だったな。(うちと同じだ)
なんかこの地に引き寄せられると思って、蛇と信長が関係あるのかと調べると、こんな記事をみつけた。
ずーーと一本道。
このあたりは一本道が多い。
この日はこの道に沿って安土山まで行った。
秋の水辺もちょっと寂しげ。
これぞ侘び寂びのこころ。
ちょっと涙がちょちょきれる。
戻ってきたときはもう夕暮れ時で、暮れ時の街中を歩いて帰る。
なぜか、民家の街明かりがない。人は住んでるのだろうか。
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真理の島 四国(愛媛、香川、徳島、高知)
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