世界創造神話の共通点 ~無・混沌から人類誕生~ 

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創造神話とは

世界には神話、宗教含め多くの創生神話が存在します。
いくつかの世界の神話を読んでいくと、不思議と
世界の神話は何か似ている!
と感じる人も多いのではないでしょうか。
日本神話の記紀(古事記、日本書記)、古代ギリシャ神話、シュメール神話は、類似点が多いことでもよく知られていますが、世界の多くの神話を読んでみても、類似点が多いことに気づいてきます。

「創造神話」とは、宇宙、地球、生命といった森羅万象の起源を説明するストーリーのことで、国の神話、宗教などのプロローグにでてくる物語です。そこには、「無、混沌」といった状態から創造神が現れて天地をつくり(天地開闢)、多くの神々が産まれて地球がつくられ、やがて人類が誕生するあらすじが書かれています。
記紀には「道教」の教義が盛り込まれ多くの場面に盛り込まれているようです。記紀のみならず、世界神話の中にも、その共通の教義が盛り込まれているのかもしれません。

創造神話パターンの種類

世界の創造神話には共通パターンが存在します。例えば、大きなものから小さなものへの順序、混沌(無、海、水、宇宙卵)から秩序への変化といったパターンです。これらのパターンが一つのパターンで成り立っているシンプルなものもあれば、いくつか組み合わされている複雑なものまで存在します。
多くの神話を占める、多神教においては、カオスから創造神が産まれ、天地開闢、森羅万象が生み出され、やがて人類が特定の神によってつくられていくケースが多いのに対して、キリスト教のような一神教においては絶対神がカオスや万物をつくる流れとなっている特徴もみられます。

創造パターン

※③以外はwikiに記載されているもの。

  説明 関連神話
①潜水型 一面水で覆われた世界があり、創造神が現れ世界を作るパターン。 シュメール、メソポタミア、エジプト、マヤなど
⓶宇宙卵型/卵生神話 宇宙卵から世界が生じるパターン。 日本書記、中国神話、古代インドなど
③無、カオス 無、カオスの状態から世界が生じるパターン。 古代ギリシャ、ホビ族、道教など
④世界巨人型、死体化生型 世界や人類,穀物などが原初の神や人間の祖先の死体から生れたとする神話。 中国の盤古、インドのプルシャ、北欧神話のエッダ、日本ではイザナミの死、オオゲツヒメの死
⑤一神教 造物主が原初の混沌から世界を作り出すパターン。 ユダヤ、キリスト、イスラム教

世界の創造神話の例

①潜水型

原初は一面が水あるいは海のみが存在し、時とともに天地開闢し創造神と神々が産まれて森羅万象がつくれて世界が形成されていくモデル。

原初の海は、蛇あるいは竜の姿をした女神であるケースが多い。水と蛇は関係が深く、蛇神、蛇を象徴するシンボル(渦、かき混ぜる、巻く、蛇行)といった表現がよく使われる。

シュメール神話

世界には原初の海の女神ナンムのみが存在していた。彼女はやがて「天地の山」男神アン(天)と女神キ(地)を産み、アンとキの結合から大気の神エンリルをはじめとする神々が誕生した。また、ナンムは神の代わりに働かせるために人間を造った。ナンム の容姿は、 蛇の頭を持つ女神のように蛇女神として表現されている。

※ナンムはゴッダマーシッダルター(釈迦)の原型であったと推定されている。仏陀の它はヘビを表す字で、曲がりくねる意味があります。仏教も男性シンボル的宗教。

メソポタミア神話

巨大で「大洪水を起こす竜」とも形容された女性的混沌の象徴ティアマトは、メソポタミアにおける原初の海の女神。男性的混沌の象徴たる淡水の神アプスーと交わり、男神ラフムと女神ラハムを生み出し、さらにこの兄弟は神々の始祖と呼ばれるアンシャル、キシャルを、さらにアンシャル、キシャルは天空神となるアヌなど多くの神々を生み出した。

ラフム

ラハム

※ラフムは大蛇や赤い帯と6つの巻き髪を持つ男性として、同じく、ラハムも大蛇や赤い帯と6つの巻き髪を持つ女性として描かれる。(巻き髪のようにトグロ、ウズ、螺旋など蛇の象徴として土器、女神像の共通のシンボルとしてよくでてきます。)

エジプト神話 (シュメールより西)

創造神アトゥム バージョン

エジプトのはじまりは水で満たされた「原初の水」である神ヌン以外、何も存在しない「無」の状態だった。ヌンの中から自分の意志で創造神アトゥムが生まれ、自慰によって大気の神シューと、湿気の女神テフヌトを生んだ。この両神から大地ゲブと天空ヌートが生まれたという。ゲブとヌートが抱き合っているところをシューが無理矢理引き離し、 天と地とが分かれた。

「原初の水 ヌン」

創造神アトゥム
アトゥムは下エジプトヘリオポリスの信仰神
アトゥムはエジプト人が最も原初に近い生物として認識していたと考えられています。

太陽神ラー バージョン

エジプトのはじまりは水で満たされた「原初の水」である神ヌン以外、何も存在しない「無」の状態だった。その中に太陽神ラーがベンヌの姿で(自生的に)誕生し、まずピラミッドの形をした丘(ベンベン)の上に舞い降り自慰をして男神シューと女神テフヌートを生み出した。この両神から大地ゲブと天空ヌートが生まれたという。

※太陽神ラー信仰が盛んになると、アトゥムはラーと習合して「ラー・アトゥム」となります。 さらに、その地位を隼の顔をもったホルス神やアメン神に吸収され「ラー・ホルアクティ」、「ラー・アメン」となります。

太陽神ラー

ベンベン

ピラミッドは、男性性を表す。
水(女性性▽)と男性性△の結合で万物が産まれる意味合いがあるのかもしれない。

その他

・アメリカのカリフォルニア州南部のディエグェノ族の創成神話では、原初の塩の海。原初の塩の海から二人の兄弟が現れ、最初に大地を、次に月と太陽を、そして最後に男と女を生み出した。
・マヤ文明の神話ポポル・ヴフでは、ただ静かな海と限りなくひろがる空。創造主(ツァコル)と形成主(ビトル)、テペウとグクマッツ(ククルカン:羽毛もつ蛇)、アロムとクァホロムだけが水の中で輝いていた。テペウとグクマッツが叫ぶと水の中から大地、山々が生み出され、その後、動物なども作られた。
・アボリジニ神話では、海しかない世界。根元神で虹蛇のウングッド(ウングル)は、海しかない世界で海底の泥が集まって生まれ、己しかいない寂しさを失くすために命を生みだそうと考える。 そこでまずブーメランで海を撹拌(かくはん)して泡立て、その泡で巨大な大地を作り上げ、そこに無数の卵を産んで生命を増やしていった。
中国のバイ族に伝わる神話では大洋。大洋の底で眠っていた巨大な原初の黄金の竜が騒ぎによって目覚め、その腹から最初の祖先たちが生まれた。
・南アジア、アホム族の神話では太洋の水。始まりのとき、神も人間もいなかった。太洋の水が虚空を取り巻いていた。天地はまだ存在しておらず、空気もまだなかった。ただ全能の存在である「偉大な神」のみがいて、彼は巣の中のミツバチの群れのように浮遊していた。彼は宇宙に秩序をもたらし、大地を住める場所に変えた。
・モンゴルの創成神話では水。天地創造以前は一切が水であって、天も地も存在しなかった。そのとき神々の中で最高の神であり、全ての存在の創(はじ)めであり、人類種族の父であり母であるテンゲル・ガリンハン(テングリ・ハイラハン)が現われ、先ず自分と同じような形態の人間を作った。
・モンゴルの別の創成神話でも水。はじめ水だけがあり、天から仏教の神ラマが鉄の棒を持ってやってきて、かき混ぜはじめた。すると風と火が起こり、その水の中心部が厚くなって地球が誕生した。
・フィンランド神話カレワラでは、原初の海洋。世界の初めには大気の娘であるイルマタルがひとりで原初の海洋の上を漂っていた。
・ルーマニアの神話では一面の水。世界が創造される以前には、ただ一面に水だけがあり、その上に神と悪魔が居た。神は陸地を造ることに決め、悪魔に海の底に潜って、神の名によって大地の種を採って来るよう命令した。

⓶宇宙卵型/卵生神話

宇宙 (天地) 創成神話のうち,宇宙の初めを卵であるとする神話の総称。宇宙全体が胚種の形で卵に宿っているとか,男女両性原理が未分化のままで卵の中にあり,時がくればこの卵が割れてそこから万物が生れ出るという点が共通しています。無あるいは混沌の中に卵が形成され、その中から創造神が生まれ世界を作り出していくパターンが多い傾向にあります。
日本,中国,インド,インドネシア,ポリネシア,アフリカなどに広く分布している。台湾、ビルマ(ミャンマー)、インドのアッサム、フィリピン、セレベス、ボルネオ、フィジーなど、主として南アジアからインドネシアにかけて多くみられます。

潜在型は女神が原初となっているのに対し、宇宙卵型は生まれてくる神は、男性神が多い傾向にあるようです。

日本 日本書記

まだ天地、陰陽が分かれておらず鶏の卵のように混沌としていた時、事象が起こる兆しがあった。その中の澄んで明るいものは薄く広がって天となり、重く濁ったものはよどみ滞って地となった。天となるものは動きやすく、地となるものは固まりにくい。故に天が先に生まれ、次に地が定まったのだ。その後、天地の中に神が生まれた。世界が生まれたとき、国は漂い、それはまるで魚が水に浮かんでいるようだった。天地の中に一つのものが生まれ、それはアシの芽に似ていた。国常立尊(クニノトコタチノミコト)である。次に国狹槌尊(クニノサツチノミコト)、次に豊斟渟尊(トヨクムヌノミコト=トヨクモノミコト)が生まれた。これらの三柱は対となる配偶者の居ない男神だった。

中国神話

卵の中身のように混沌とした天地一体となった状態にあった原初の宇宙から、最初の神である巨神盤古(ばんこ)が生まれた。盤古が生まれたとき、天と地とは接しており非常に窮屈で暮らしづらかった。盤古は一日一日その背丈を伸ばしてゆくと共に天を押し上げて地と離し、一万八千歳のときに天地を分離した。 天と地とが現在の世界のような形へと完全に分かれると、盤古の涙は 長江や黄河といった大河となり、その息は風となり、声は雷となり、瞳は電(いなずま)となった。また盤古がよろこぶと空が晴れ、怒ると空は曇った。やがて盤古が死ぬと、頭や腹や手や足は四岳となり、 左目が太陽に、右目が月に 、脂肪は川や海となり、毛髪は草木となり世界におけるあらゆる自然の事物が形づくられていった。
天地が分かれて以来、地には植物が生え、動物はいたものの人間はいなかった。大地を往来する女神女媧(じょか)は黄土をまるめて、人間をつくっていった。しかし、一人で作るのは大変であるため泥のなかで繩を引っぱり、繩についた泥のかたまりを人間に仕立てた。まるめた黄土でできた富貴(ふうき)の人間となり、繩についた泥からできた人間は貧賎(ひんせん)となった。次に女媧は「人」の男女を結婚させて人類をつくっていくことを考え、婚姻制度を定め、人類の最初の媒酌人、「高媒…媒酌の神」になった。

太古の帝王としては、燧人(すいじん)と呼ばれるものがあった。はじめて火をおこして、食物を焼いたり煮たりすることを教えたという。そのあとを受けて帝王となったのが、伏義(ふくぎ)である。伏義は、頭は人間で、胴体は蛇の男神であった。易経をつくって吉凶をうらない、文字を発明し、魚をとることや、動物を飼育すること(牧畜)を教えた。そのあとをついだのが、女媧であったという。 女媧も伏犠 と同じく頭は人間で、胴体は蛇の女神であったという。 伏義と女媧は兄弟とも、夫婦とも説かれていくようになった。 やがて、体は人間で、牛の頭をした炎帝(えんてい)たる神農氏があらわれる。炎帝は太陽の神で、はじめて農耕を教えたので神農とも呼ばれた。

伏犠と女媧

定規を持っているのが伏犠、コンパスをもっているのが女媧。定規は線。コンパスは円。南方の少数民族、ミャオ族であがめられていた神で、その後中国全土で広く始祖神として伝えられていきます。犧はいけにえ、神に仕えるもの、蝸はカタツムリという意味。

神農

女媧による黄河の土からの人間の創造と三皇五帝の最初の帝王である伏羲による八卦と文字の発明 | TANTANの雑学と哲学の小部屋
中国神話においては、女媧と伏羲と呼ばれる蛇身人首の姿をした二柱の神々において人類の創造と文化の創成が進められていく。女媧は黄河の土からつくり上げた泥人形に命を吹き込むことによって人間を創造し、古代中国の伝説上の帝王である三皇五帝のうちの最初...
女媧(じょか) 【古代中国の女神の人類創造・天地修復などの伝説】
伝説の時代

その他

・古代インドの聖典チャーンドーグヤ=ウパニシャッドでは無。「太初において、この無こそ存在した。それは常に存在した。それは展開した。かの卵が生じた。それは一年の間横たわっていた。その卵は(二つに)割れた。卵殻の一つは銀色になり、他の一つは金色になった。この銀色のものは大地であり、金色のもとは天である。(中略)この世に存在する一切のものと、あらゆる欲望とが現れた。」
・古代インドの聖典マハーバーラタの第一巻では大宇宙。遥かな太古、未だ輝きも光もなく、闇一色に閉ざされていた大宇宙に、一切の被造物の尽きざる種子である大いなる「卵」が出現した。それはマハーデーヴァ(大いなる神、シヴァ神の別名)と呼ばれ、ユガ(時間)の始まりととともに産み出された。その中には「ブラフマー」が存在していた。この卵からピターマハ、マヌ、ダクシャとその七人の息子、水、天界、大地、空気、空、季節、週、日、夜などが誕生した。
・西アフリカのマリ共和国のドゴン族では、はじまりの世界には宇宙すらなく、天の創造神アンマのみが存在していた。アンマは言葉から宇宙を生み、次に最初の生命キゼ・ウジを創造し、キゼ・ウジは原初の子宮の「世界の卵」を産む。

③カオス、無から始まるもの

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世界の始まりの状態は海、水、宇宙卵ではなく「無」「混沌(カオス)」から始まるパターン。

・北アメリカの先住民ホピ族で「無」は創造主タイオワ、トクペラ(無限宇宙)。トクペラからソツクナングが生まれ、宇宙を作った。
・タヒチでは闇。世界に何も無く闇だけの頃、タンガロアが住む大きな貝殻だけがあった。タンガロアは自分の住んでいた貝殻をゆっくりと高く高く持ち上げた。それは大きな天の半球となり、空(そら)になった。
・ギリシャ神話ではカオス(混沌)。天と地と海が造られるまで世界は見渡す限りただ一つで、カオス(混沌)と呼んだ。それは一つの混乱した形のない塊(かたまり)で、おそろしく重たい物であったが、その中には物の種子が眠っていた。神と自然がついに手をくだして、海から地を切り離し、地と海から天を切り離して、その混乱を整理した。
・チベット仏教の14世紀の王統明鏡史(おうとうめいきょうし)では、ただ際限のない空虚な空間。そこに十方(じっぽう)から風が起こり交錯(こうさく)しあって、十字の風といわれる風輪ができ、様々なものができていく。
・中国の陰陽思想では、原初の混沌(カオス)。この混沌の中から陽の気が天となり、陰の気が地となる。
・韓国の済州島に伝わる天地開闢の物語では混沌。昔、世界には天も地もなく混沌のみがあった。ある時、混沌の中に隙間が生じ、天地王ボンプリが生まれた。
・北海道南部のアイヌ民族の伝承では、まだ何もない時。昔、この世に国も土地もまだ何もない時、ちょうど青海原(あおうなばら)の中の浮き油のような物ができ、これが空となり、残った濁ったものが島(現北海道)となった。その内、モヤモヤとした気が集まって神カムイが生まれ出た。

④世界巨人型、死体化生型

殺された巨人ユミル

神または人間が死に、その死体から森羅万象の事物が発生したという形式の神話。その代表的なものは、死体から宇宙あるいは世界が発生したという「盤古(ばんこ)型神話」と、死体から栽培植物が発生したという「ハイヌウェレ型神話」があります。 「盤古(ばんこ)型神話」では中国の盤古、アイスランドのスノリのエッダ、インドのプルシャ、「ハイヌウェレ型神話」は 日本の記紀におけるイザナミの死、オオゲツヒメの死などが該当します。

北欧神話

最初は、北のニヴルヘイムの氷とムスペルヘイムの炎を除いて、何もなかった。それらの間に、大きく開いた淵があった。この淵の中で氷のいくつかが炎からのいくつかの火の粉とぶつかった。氷は溶けて毒気となった。さらにそれは雌雄同体の巨人ユミルと、彼を乳で養うことになる原初の雌牛アウズンブラの体を作り出した。ある時、ユミルの身体の各所から何人もの巨人が産み出された。その中には頭が複数ある奇怪な姿の巨人もいたとされている。最初に神ブーリが生まれた。その息子ボル(ブル)が、ユミルの一族である霜の巨人ボルソルンの娘ベストラと結婚し、オーディン、ヴィリ、ヴェーの三神を産んだ。巨人達は非常に乱暴で神々と常に対立していたが、巨人の王となっていたユミルはこの三神に倒された。 この時、ユミルから流れ出た血により、ベルゲルミルとその妻以外の巨人は死んでしまった。三神はユミルを解体し、血から海や川を、身体から大地を、骨から山を、歯と骨から岩石を、髪の毛から草花を、睫毛からミズガルズを囲う防壁を、頭蓋骨から天を造り、ノルズリ、スズリ、アウストリ、ヴェストリに支えさせ、脳髄から雲を造り、残りの腐った体に湧いた蛆に人型と知性を与えて妖精に変えた。

日本神話・・記紀

イザナミの死

イザナギとイザナミは夫婦となり、オノゴロ島におりたち、国産み・神産みにおいてイザナギとの間に日本国土を形づくる多数の子をもうける。その中には淡路島・隠岐島からはじめやがて日本列島を生み、更に山・海など森羅万象の神々を生んだ。火の神迦具土神(カグツチ)を産んだために陰部に火傷を負って病に臥せのちに亡くなるが、その際にも尿や糞や吐瀉物から神々を生んだ。そして、カグツチはイザナギに殺された。

引用:イザナミ

オオゲツヒメの死
オオゲツヒメは、阿波(徳島)の神で食物神。豊受大神、宇迦之御魂神(ウカノミタマ)、保食(ウケモチ)などと同一神とされる。

高天原を追放された須佐之男命は、空腹を覚えて大気都比売神に食物を求め、大気都比売神はおもむろに様々な食物を須佐之男命に与えた。それを不審に思った須佐之男命が食事の用意をする大気都比売神の様子を覗いてみると、大気都比売神は鼻や口、尻から食材を取り出し、それを調理していた。須佐之男命は、そんな汚い物を食べさせていたのかと怒り、大気都比売神を斬り殺してしまった。すると、大気都比売神の頭から蚕が生まれ、目から稲が生まれ、耳から粟が生まれ、鼻から小豆が生まれ、陰部から麦が生まれ、尻から大豆が生まれた。 これを神産巣日御祖神が回収した。

引用:オオゲツヒメ

その他

・インドの聖典『リグ・ベーダ』によれば、原人プルシャがいけにえにされたとき、口から祭司階級(バラモン)、両腕から王族(クシャトリヤ)、両腿(もも)から農工商階級(バイシャ)、両足から奴隷階級(シュードラ)が生じ、さらに心臓から月、目から太陽、へそから空界、頭から天界、足から地界、耳から方位が生じたという。
・中国のバイ族に伝わる神話では大洋。大洋の底で眠っていた巨大な原初の黄金の竜が騒ぎによって目覚め、その腹から最初の祖先たちが生まれた。
・ミクロネシアのマリアナ諸島の神話では虚無。世界最古の存在は、プンタンという巨人とその姉妹で、かれらは虚無の中でただ二人きりで暮らしていた。プンタンは死ぬ前に姉妹に遺言して、自分の世界から世界を造らせた。彼の胸と肩から天と地が造られ、両目は太陽と月となり、まつ毛からは虹ができた。

⑤一神教型

一神教タイプは多神教タイプと逆に、神が最初に存在し、無、天地まで万物の事象を作り上げていくタイプです。ユダヤ、キリスト、イスラム教がこれに該当します。

一対多の対極関係にあるように、創造主と、無、カオス、海が生成される順番が逆転しているのが特徴。
多神教:海、宇宙卵、無、カオス→創造神を生み出す。
一神教:全知全能の神→カオス、海をつくる。

キリスト教  旧約聖書の創世記

初めに、神は天と地を創造した。地は混沌とし、水面は闇に覆われ、聖霊がうごめいていた。 神は『光あれ』と言われた。すると光があった。神はその光とやみとを分けられた。神は光を昼と名づけ、闇を夜と名づけられた。夕となり、また朝となった。 これが世界の始まりの1日目である。2日目に神は、水を上と下とに分け、天を造った。3日目には大地と海とを分け、植物を創った。4日目には日と月と星が創られた。5日目には水に住む生き物と鳥が創られ、6日目には家畜を含む地の獣・這うものが創られ、海の魚、空の鳥、地の全ての獣・這うものを治めさせるために人間の男と女が創られた。

その他

・キリスト教の新約聖書のヨハネによる福音書
初めに言(ことば)があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神とあった。万物は言によって成った。
・イスラム教の聖典コーラン
神アッラーはまず無から万物を創造し、またそれを引き返し給(たま)う。アッラーは天と地を無から創り出し、暗闇と光を置いた。彼こそは生ける神、永遠(とわ)に在るもの。

参考、引用:
宇宙の起源
創造神話(Wikipedia)

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