はじめに
日本人と他民族のY染色体について、さらに深く調べてみた。
日本人と関係があるといわれるチャン族(チベット系)、苗(ミャオ)族のY染色体比較。
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Y染色体系統
まずは、日本人のY染色体のことについて。
Y染色体亜型から九州・四国・本州におけるヒト集団は、C系統、D系統、N系統、0系統の四つのグループ、そして主要六系統に分かれる。
C系統(C1,C3どちらもわずか)・・・縄文草創期以前の最古層
D系統(D2 日本人に最も多い )・・縄文時代層。チベットのチャン族、ユダヤと同祖
N系統(わずか)
O系統(O2b,少数のO3)・・弥生時代層O2bは中国江南系(稲作系)、O3は漢民族系
でC,D,O系統で日本人の遺伝子の9割を占めている。
C系統(後期旧石器晩期~縄文早期)
日本で後期旧石器時代~縄文時代草創期は紀元前3万5000年~紀元前1万3000年頃。
現代日本人の最古層の遺伝子がC系統になる。
C系統は東アジア、オセアニア、シベリア、南北アメリカに分布する。
C系統の分岐は27,500年前からで、人類がアフリカをでてインドに向かい、東と南に分岐した。Ç3系統は北上してシベリアに向かい、日本、アメリカへ渡った。
日本人はC1(=C1a1)とC3が含まれる。
C1日本人に約5%程度含まれ、日本の南部に多い傾向がある。
D2が日本にはいってきた縄文時代草創期ごろに、経路は不明であるが、インドに起源を持つC1系統が南九州に入ってきた。貝文土器を用い、縄文人とは異なる文化を南九州に築いた。
徳島 10%
沖縄 6.8% [4.4%-8%]
本州 4.9%(青森 7.7%, 東京 7.0%, 静岡 4.9%)
九州 0%-3.8%
ハプログループC1a1 (Y染色体)
Ç3系統はシベリアからきたグループで、シベリアに多くみられる。
後期旧石器時代のシベリア起源に繋がるとされ、約2万年前には北海道に細石刃文化をもたらした人達。最初に日本列島に到達し、後期旧石器時代を担ったのはシベリアの狩猟民であるC3系統である(2 – 3万年前)。バイカル湖周辺からアムール川流域およびサハリンを経由して、最終氷期の海面低下により地続きとなっていた北海道に達した。また、一部はさらに南下し、北部九州に達した。崎谷は細石刃石器を用い、ナウマンゾウを狩っていたと考えられている。
徳島3%
本州(青森0%,東京2%,静岡2%)
九州8%
アイヌにはみられるが、琉球にはみられない。
D系統(紀元前1万3000年~ 縄文時代系統)
D(D2)は日本人男性の30~40%がこのタイプで近辺諸国にはない珍しいタイプ。
元はDE系統で、何等かのエラーでD系統(チベット、日本系)とE系統(ユダヤ系)に分離した。
D系統はユーラシア大陸を東に移動、東南アジアを経由し北上し、華北、モンゴルに至る。一部が南下し朝鮮、日本に到達したのがD2系統で縄文草創期に到達し縄文文化の担い手となった。
一方逆に西へ向かったのがD1,D3のチベット系(チャン族)となった。
D2系統は本土日本人・アイヌ・南北琉球の日本人集団固有であり他地域には希である。また、近年の遺伝子調査により、アイヌは縄文人の単純な子孫ではなく、オホーツク人等の北方民族と混血しており、複雑な過程を経て誕生したことが明らかになった。
東アジアでは存在しない。
E系統はユダヤ、イスラエル系に多くみられるもの。
徳島16%
本州(青森39%東京40%新潟48%静岡33%)
九州26~28%
アイヌ88%
沖縄県(北琉球の一部と南琉球)56%、
東側が高い傾向にある。
※日本列島到着時のDは原型タイプのものでD2への分化は、一万年に氷河期が終了し日本列島が孤立したことにより生まれた。チベット周辺で生まれたD1・D3と日本のD2は直接の関係が無く、原型タイプのDからそれぞれ分岐したもの。(専門家による)
※D系統とかいていても、D1=D2=D3ということではないようだ。。
となると、D2(日本)=E(ユダヤ)でもなく、日本人にEがないから日ユ同祖論は間違いということになる。(遠い祖先は同じだけど)
飛鳥昭雄め!
日ユ同祖論は明治時代の景教研究家の佐伯好郎博士(厳島神社神主の血をひくクリスチャン)によって広められたものですが、もとは宣教師によってひろめられたもので日中同祖論、日韓同祖論などもあります。飛鳥昭雄もモルモン教徒なので日本をキリスト教化しているものとも思われます。(実際にこの国キリスト化されまくってますが^^;)
O系統(弥生時代)
O系統の発祥の地として、東アジア南部が想定され、後に3つの系統に分かれた。
一つめは台湾、フィリピン、ジャワ方面へ移動したO1系統。台湾と近いにもかかわらず、日本列島ではO1はごく少数に過ぎない。
二つめは、揚子江中下流域付近に北上し長江文明を築いたとされるのがO2系統。
ここからさらに、ふたつの系統にわかれたのがO2aとO2b。
O2b系統が移動を開始したのは約2800年前で、長江文明の衰退に伴い、O2aおよび一部のO2bは南下し、百越と呼ばれ、残りのO2bは西方及び北方へと渡り、日本列島、山東省、日本から朝鮮半島渡った。
三つめは、黄河上流域付近まで北上した漢民族系のO3系統。
発祥地は、華南・東南アジアが有力で、早い時期に南から北へ移動したと考えられ、5000年前ほどから漢民族・中原勢力の膨張とともに、黄河上流域から今度は北から南へ移動したもの。
O2aやO3は日本人には珍しいという。
各民族とのY染色体比較
他の民族と日本人のY染色体比較~。
表の参考サイト
細かい分類をしていないÐ系統だけに注目すると、チベット系=日本人にはみえる、、
系統を細かくみると、チベット系と日本人は違う民族やーんということになる。
(精神科医に治療薬(抗うつ薬、睡眠薬)といいながら覚せい剤飲まされているのに似ている。)
チベット系(チャン族、イ族、ミャオ族)、中国にO2bがいない。
むしろ、朝鮮系にO2bがおおい。(*´Д`)
こうみると、ミャオ族やチャン族というよりは、中国江南にあった今はもういない「倭」「呉」「越」のような民族がこの地域の神話、稲作文化をもって日本に大量移動してきたのが渡来系なんだろう。
Ð2のない韓国人が最も倭人に近いんかな・・。。
渡来系のO系統が50%あるということは、今の日本人は半分以上漢民族、韓国系民族という事かー。
アイヌ人が一番純粋な縄文日本人、南琉球人が純粋な倭人系に近いということですね。
まとめ
日本の皇族
日本の皇室のY染色体(皇統)は、世界では珍しいD1b1a2(D-IMS-JST055457)の系統。
日本人の一般日本人のもつD2ではないようだ。
参考資料
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真理の島 四国(愛媛、香川、徳島、高知)
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